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CMソング・グラフィティ

GODIEGO BOX -CMソング・グラフィティ

ゴダイゴが制作したCMソングを集めたアルバム。 タケカワユキヒデのソロ時代の録音も含んでおり、77年までのゴダイゴ・サウンドの変遷のショーケースとも言えるレコードである。
トミーが参加してバンドのサウンドに弾みがついていることが手に取るようにわかる熱い演奏が収められている。タイトルには「スーパー・ヒッツ」となっているが、その名に恥じない名盤である。

Songs
1
ミラージュのテーマ
7
スプリンター・リフトバック
2
ザ・モーニング・アフター
8
ホワット・ディド・ユー・ドゥ・フォー・トゥモロー
3
ナウ・ユア・デイズ
9
シンフォニカ
4
イン・ユア・アイズ
10
スマイル
5
アンクル・ジョン
11
アップル・キャンディ
6 僕のサラダガール
12
リリック
   
13
レッド・シャポー
Personnel
  ミッキー吉野:keyboards 浅野良治: drums
  タケカワユキヒデ:vocals  
  浅野孝己:guitars ※ 4. の演奏者と 5.及び10.のドラマーは不明
  スティーヴ・フォックス: bass, vocal  
  トミー・スナイダー:drums, vocal, flute, percussion  
Review
 

ゴダイゴは、当初から映画音楽やCM音楽の制作、他のアーティストのバッキング等に積極的に取り組んでいた。これは、ロック・バンドという制約上、フォーク〜ニューミュージック系のアーティストのようにフォーク・ギターを自分で運んで電車で全国を移動するというライヴ主体の活動をすることができなかったということもあると思われるが、「歌」だけでなく、演奏もすべてカバーできること、「ブルーズ」「ハード・ロック」等特定のサウンド・スタイルに縛られる必要がなかったこと等は強みでもあった。

事実、今のように演奏データをPCで自由に加工できる訳ではなかったため、ゴダイゴのCM音楽は、尺毎にいろいろなバリエーション(15秒、30秒、サビだけ、インスト等)を作り分けたものだった。こうした職人性と、洋楽的な(生活感のない)イメージ・サウンドを作り込めるという点は、CMの制作サイドとしては歓迎すべきものであったに違いない。

本アルバムは、こうしたゴダイゴのCM制作の集大成とも言えるアルバムである。ブレイク後のCMソングと異なり、純粋に曲とサウンドの良さを買われてCMに起用されていた時期の作品であるだけに、演奏も充実している。 特にミッキーのピアノ、オルガン、シンセにまたがる多彩なプレイは素晴らしい。 また、トミー・スナイダーの吹くフルートや浅野氏の逆回転ギター等他では聴くことの少ない演奏やスティーヴ・フォックスとトミー・スナイダーのヴォーカルへの参加もサウンドのバリエーションを広げるのに貢献している。大瀧詠一と共に、こうした「裏方」の仕事をクオリティの高い作品として仕上げてしまった辺りに、当時のゴダイゴの演奏面の充実が伺える。

録音は例えば74年頃のタケカワユキヒデ デビュー当時の音源(「イン・ユア・アイズ」)や、75年のタケカワユキヒデ & ミッキー吉野グループのもの(「アンクル・ジョン」や「スマイル」)、浅野良治在籍時の「僕のサラダガール」等時代にバラつきがあるが、白眉なのはやはりこのアルバム用にレコーディングし直された演奏である。
タケカワは後にインタビューやエッセイで、トミー・スナイダーの参加により、演奏がシャープになったということを語っているが、例えば「ナウ・ユア・デイズ」や「シンフォニカ」、「レッド・シャポー」等はCM用に制作されたヴァージョンと、このアルバム収録音源では演奏の密度が段違いであるらしい。 特に「レッド・シャポー」は、ミッキーのキーボードが大活躍しており、ハイ・スピードのピアノやクラヴィネット、オルガン等のフレーズが重層的に絡みあって、ドライヴするリズム部隊と音の奔流を創りだしている。「『ミラージュ』のテーマ」や「ホワット・ディド・ユー・ドゥー・フォー・トゥモロウ」での華やかなシンセサイザーのフレーズも印象的で、「骨太なポップ」のバランスが最も取れていた時期の演奏である。

リリース当初約 24万枚のセールス。チャート4位(オリコン)。

Credit
  All song were arranged by ミッキー吉野 & GODIEGO (except 4)
  Produced by GODIEGO (Exective Producer ジョニー野村 & 清水美樹夫)
  Cover Art Design: 荒井博文
  Photography: 内田巧

 

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